個人で活動するにしても、組織に属するものであっても、また組織を構築する立場であっても。
現代では自らの意思の先にある行動と結果が評価される社会ではありますが、こと長きに渡ってクライエントからも周囲からも必要とされている個人セラピストを見ていて感じるのは。
自らの意思とは別の、物事への視点と行動する姿です。
それは言い換えれば、自らの意思とは別のところに一旦はエネルギーを注げる人。
僕はそういったセラピストを見ていて、
あぁこの人も『知らないことすら知らない自分をよく知っている人。』なんだなぁと感じます。
もちろんそれは確固たる自らのプロとしてのスタンスがあってのことだとは思いますが、見聞きしたことや投げかけられたことに対して。
例えそれがまったく知らないことであってもおもしろがったり、好奇心を持ったり、そんな心の余裕を失っていません。
今、活動のメインとなっていることやセラピースキルのベースとなっていることを振り返った際に、大体がそんな『偶然と好奇心の産物から』であったと彼らは口々に言います。
ちなみに知らないことすら知らない自分をよく知っている人は、クライエントの主訴とは別のクライエントニーズ(潜在的欲求)に対しても敏感に察知できていますし、セラピストライフの中でターニングポイントを自ら引き寄せることのできる人でもあります。
セラピストの学校がオープンキャンパスなどを開催するものまたそういった場面を産み出していこうと考えているからです。
そこにエネルギーを注げるかどうか?は長い目で見たときに個人セラピストの歩みの糧となっています。(文責:谷口晋一)
8月20日名古屋(残席わずか)9月12日大阪。9月26日札幌。10月10日博多。10月25日渋谷。
【オープンキャンパス スケジュールはこちら】
http://relax-d.com/calendar_10.html