…と言いますと。『おっ!また出版されるのですか?』という反応があったりなかったり。
はい。
現時点でその予定はまったくございません。(純粋な情報交換です)
ただその帰りにふと。
著者が本を書くということについて改めて考える機会となりました。(僕自身もそれを望む仲間にも)
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そもそも本というのは、
書きたいことがあるからだけで出せるものではないよな、と。
ましてや“なんでもいいから出版したい”という気持ちだけでは絶対に出せない。
(いや、やりようによっては出せるか…)
しかし、むしろ手にする方の為にも将来の自身の為にも。
“本を出すことや売れることそのものをゴール”としちゃいかんよな…と自戒するのです。
なぜならそれ(出すこと売ること)そのものが凄いことではないですから。
たとえば。
携わる業界全体がなんとなく知りたいと感じる“半歩先を語れる存在”であったり。
“読み手に新たなフレームを提供できる存在”となったときに初めて。
本というのは“著者の元で動き始める”と僕は思うのです。
携わる業界で、半歩先はきっとこうなっているぞという先を見る視線。
何がなんでも愚直に歩んでいくぞという狂気じみた盲目性。
そんな先見性、もしくは狂気じみた盲目性を合わせもった者に対しての。
社会からのリスペクトが本という形になる。
そうであって欲しいなと。(文責:谷口晋一)