セラピストの世界でも。
その人を表現する様々な肩書きが増えてきました。
たとえばセラピーメソッドによってはセラピストという言葉ではなく、サポーターやコンサルタント、コーチ、ヒーラーなど。
また組織や協会を代表する立場であるとか、スクールや教室の講師、インストラクターも。
それについては、いまや名刺だけでなく交流会、SNSのプロフィールを始めとした自身を表現する場が増えれば増えるほど違いを見出す意識が高まります。
一方、そういった『肩書きを時折取り外すという作業』。
それも意識的にできているかな?と自分自身を含めて思い巡らせます。
なぜなら。それはプロフェッショナルとしてのコアな部分を曇らせてしまうことがあるからです。
日々その肩書きで呼ばれ、そう見られていますと。(それは覚えていただけるという意味でありがたいことですが)
自らつけた肩書きであっても、その肩書きに行動が支配されてしまう。
それはとても怖いことです。
僕の場合は校長とか先生とかですから。怖いことこの上ありません(苦笑)
ことプロフェッショナルとして常に進化成長させていく際に、その肩書きが進化成長の行く手を阻むことがあるかもしれないということをしっかりと自覚する必要があります。
今までもこれからも。
クライエントがセラピストに求めるものは未来永劫同じではありません。
クライエントもまた変わっていきます。そこでプロフェッショナルである私たちがどうしていくのか?
どんな世界を見ても。プロフェッショナルたちは自ら変化発展させ続けるために“意識的に肩書きを外す”行為を時折しています。つまり、
フラットな状態を自ら創り出す。
セラピストの学校の例で言えばですが。
オープンキャンパスで交流するプロフェッショナルたちはそういった肩書きを意識的に外しています。
サードプレイス(第3の場)ゆえに。
またプライベートな時間や様々な学びや活動。ひとりの時間であっても人との接点であっても。
都度スイッチを切り替えながら時に吸収し、時に発信していく。
その行為はセラピストにとって。クライエントと同じ視線となるためにも必要なことなのだと、彼らを見て感じます。
フラットな状態を自ら創り出せていますか?(文責:谷口晋一)
8月20日名古屋(残席わずか)9月12日大阪。9月26日札幌。10月10日博多。10月25日渋谷。
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