セラピストの学校の講義などでも、クライエントが心と身体を委ねてくれることについて語りますが。
これは、『そう思いましょうね』(講師)『はい。わかりました』(生徒)『はい、では次いきます』(講師)では済まなくて。
やはり長い期間をかけて熟成されていくものです。ですので繰り返し繰り返し。事あるごとに伝えます。
資格取得したばかりであるとか開業したばかりなど、原点熱がまだあるときはいいのですが。
活動しはじめてしばらくしますと。
どうしたら来てもらえるか?や運営の効率性やその後の発展性など、継続熱の方がどうしても熱くなる。
もちろんどちらも大切で。
別の熱が高まるのはある意味仕方のないことです。
しかし熱として捉えますと、前者の熱は放っておくと時間の経過と共に下火になってしまいます。
クライエントが自分の心と身体を委ねるその想いは、初めてであろうと10年目であろうと毎回毎回同じなのに。
そんなクライエントに対して。
その存在自体をリスペクトしているか、セラピストの原点として灯った熱が下火になっていないかと、つい色んなシーンで熱く語ってしまう理由がそこにあります。
この記事を読んでいるセラピスト・シェルパ(専門支援者)にも伝えたいことなのですが。
ひとりのクライエントに対して。
出会うすべてのクライエントに対して。
セラピストはクライエントの存在に対するリスペクトを意識的に灯し続けてはじめて、それが染み付いてきて自然と熱が発せられるようになる。
すると。
クライエントの方からその熱を求めてくるようになります。
『自分もその熱を浴びたい』と。
クライエントは自分の事を誰よりも見て欲しいし、知ってほしいし、伝えて欲しいし、関わって欲しいし、道筋を示して欲しいし、解決して欲しいし、
はぁ。なんだか熱くなっちゃいました。
酷暑なのに。(文責:谷口晋一)
8月20日名古屋(残席わずか)9月12日大阪。9月26日札幌。10月10日博多。10月25日渋谷。
【オープンキャンパス スケジュールはこちら】
http://relax-d.com/calendar_10.html