セラピストの学校そのものは6年前に開校しましたが、開校当初は開業などを目指すセラピストやサロン経営などを学ぶために入校されるセラピストたちがほとんどでした。
そして今現在は?と言いますと。
当初より格段に繋がりが増したセラピストたちがいます。それは、
セラピストを養成する講座やスクールを開くなど、その技術を提供しているセラピストとの繋がりです。
彼らはセラピストを育成、養成する立場でありながら。セラピストとして現場から離れることもありません。
ほんとにハイブリットな存在ですよねぇ!
セラピスト業界全体で見ますと。
90年代から2000年代にかけて大手のスクールが数多く存在しており、そこから多くのセラピストが生み出されてきました。
ですが。2008年頃以降、それは一気に減りました。なぜそうなったのか?はまたいつの日かお伝えするとして。
それから10年の時間と共に。
“規模は大きくなくとも魅力的なスクール”がどんどん生み出され、この業界で根を張るようになりました。
これはジャンル、地域を問わずです。
そして世界を見渡しても。日本のそういった育成、養成システムのクオリティには可能性を強く感じますし、世界に誇れるものも数多くあります。
たとえ規模は大きくなくとも。
セラピストを育成、養成し続けているセラピストたちが蒔いた種が今、芽を出し花を咲かせているからです。
セラピストという職業や活動を自らの生きる選択として見出していく人がブームなどが過ぎてもなお、数十年に渡って生み出されているのは。
そういった“育成するセラピストたちの存在”があるからです。
確かに一つひとつのスクールを見れば抱えている個別の問題もありますし、養成スクールならではの共通の課題やテーマもあります。
ですので。今のセラピストの学校はいわば『セラピストを養成するセラピストを、生み出し支援する学校』という位置づけともなります。
そこに僕自身が全力で向き合っていけるのは、セラピストという灯火が広く長く灯され続ける社会としたいからです。(文責:谷口晋一)
『セラピストを養成するセラピストを、生み出し支援する学校』