これは個人セラピストに限らずですが。
『自分のスイッチの入れどころを知ってる人』がいます。
おそらく結果からくる実績やカタチあるものとは別のもので。その人に対して抱き続ける想いでもあります。
個人セラピストの活動や歩み(セラピストライフ)を考える上でもヒントになるかもしれません。
さて。そんな人たちには、いくつか共通点がありまして。
◆『スイッチを入れて動き始めるためのベース(土台)がある。』
それは社会的スキルなのかもしれませんし、そのために関わってくれる人たちなのかもしれませんし、場所や資金や発信力といった動くための資源かもしれません。
個人セラピストにもあるであろう、そういったベースを積み上げているからこそ、自分のスイッチの入れどころがわかっているのだと。
◆『メリハリをきかせる価値を常に意識している。』
スイッチが入り続けていますと電池切れや強制終了となることをよく知っていて。個人セラピストで言えば“ブレイクエリアの時”。
それを彼らは人から指摘される前にメリハリにいかしてます。
個々人においてもエネルギーを溜めて出すという流れは安定に繋がることを知っているからこそ、
自分のスイッチの入れどころがわかっていると思います。
◆『溜めを持つことに価値を見出し、エネルギーを費やせる』
スイッチを入れる前の溜め。その時が焦りや不安に繋がりやすいことも彼らはよく知っていて。
むしろ溜める方に意識的にエネルギーを費やしています。
対外的にも極力じっとしています、それも堂々と!
つまりそれも、自分のスイッチの入れどころがわかっているということでもあるのでしょう。
そんな人たちが僕の周りにはいて。
たまに風の便りで、その人の中でカチッと音が鳴る様な事があったと知りますと。
いったいどんな事がありどんな風になるんだろう?と期待感が増してきます。
個人セラピストは総じて『溜めを持つこと』への戸惑いがある様に思いますが、クライアントと同様、セラピストもまたじっと自らのことを見つめる必要があると思うのです。(文責:谷口晋一)