整えられたことや色々取り組むことと同じくらいに。僕は一瞬でも本物に触れておくのがどれだけ大切か?と普段から思ってまして。
おそらくこれはどんな世界にも言えることなのでしょうね。
セラピストスクールや教育機関など。それぞれのプロを育成する場やプロジェクトなどに携わるときに。
その世界にいるために必要な最低限のものはきっちり身につけましょうと。頭で考えるよりも身体が勝手に動くくらいに。
で、あくまでもそれはスタートラインに立つもので、いわば高い山を登るための装備を担いだだけ。そこからは。
圧倒的な数をこなし、
視点を変える機会を持ち、
自己修正能力を高め、
自分の中の型を創り上げる、など。
状況や環境からの伸びしろをもっていって初めて。プロとしての個性、そこで生きる価値みたいなものが出てくるのでしょう。
その中でも。
本物に出会う機会を積極的にもっていける人はその伸びしろ幅が縦にも横にもより広がる。
僕はそれ(本物)を人という視点で捉える機会が多いのですが、おそらく別の世界では作品とか場面とか光景とか味覚とか雰囲気とか。
それはノンバーバル(非言語)な何かから掴むものでもあり、一度や一人(同じもの)に出会うのでもダメで。
なんだか先は長く終わりなき旅のようですがそのことに夢中になれる、まさに「好きこそ物の上手なれ」なわけです。
ちなみに。一つの分野において本物に出会う機会が増えますと。どの分野においても出会うための嗅覚が研ぎ澄まされるという利点が加わります。(文責:谷口晋一)