『個人セラピストって孤独なんです』
実は支援を始めた20年前から耳にしてた言葉です。
もちろん他分野のプロでも同じく感じているケースもあると思います。
これは物理的に「人と会わないから」ではないと思っていまして。
例えば自分のやっていることがいいことなのかダメなことなのかさえ見えず、また道筋が見出せないときにはそう“感じる”こともあり。
長く続けていればいるほどそれらの孤独感はプロである以上避けられません。
そんなときに。これが正解とポンと出されるとそれに飛びついてしまうこともあり。
セラピストの学校で開催しているオープンキャンパス。スタートした当初から(内々に)掲げているテーマがあります。それが、
その場にいるセラピスト一人ひとりが、自身の活動のため、その場にいる者のため自ら考え発し受け止める場とするというもの。
わずか数時間でなにかの正解を持って帰るのではなく、その場にいることを通して自らの道筋を自らが見出していく機会とする。
ですからその場に来たらずっと座って聞いて帰る、という集まりではないのです。(文責:谷口晋一)