昨今の状況から。
サロンのように場を設けてそこに来ていただく。また自らセラピストが活動できる場に出かけていくということにおいては。
それらのことが今までのように当たり前じゃなくなると僕は考えています。
つまり“会うこと自体”がクライアントにとって特別な出来事となる。
一方で。
セラピーそのものを特別なことじゃないと感じる人も増えています。
これはここ数ヶ月の出来事に限ったことではありませんが、ホームケア向けのセラピー提供であったり、セラピーをわかりやすく伝えたり、体感しやすい場があるなど。
クライアントにとってはどんどんセラピーに対して見たり聞いたり触れる機会があったからで、これはこれでセラピーを知ってもらうという意味でもとても大切なことです。
ただこの数ヶ月の出来事を通して起こった、セラピーそのものは特別なものには感じにくい中にあって会うこと自体が特別になる。という状況は、
セラピストの活動スタイルを大きく変えていくと思っています。
今までのように気軽に来店してもらったり体験してもらうことから。
またセラピーに特別感を出してクライアントを集客するということからも。
おそらくはより個々のクライアントの状態に合わせて関わり方がよりきめ細かくなっていく。
そして数年、場合によっては数十年に渡って関わるための提案ができる。
そのための。クライアントの状態を見続ける基準をセラピストとして持っていなければなりませんし、個々のセラピーライフ(ライフスタイル)も提案できる知見も必要となってくる。
つまり(クライアントが)自分にとってここは特別な場であり、セラピストは長きにわたって関わってくれると。漠然としながらも安心する場であること。