いつも年末年始などは目の前のことに解放されるからか長いスパンで物事を想像したりしてます。
携わるセラピストの世界においても。そんな風に思い巡らせていました。
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今までも数年か十数年に一度起こる大きな抗えないような社会の出来事から業界の潮目が変わってきたのがセラピストの世界。
2017年頃から2020年頃までは第一成熟期から第二揺籃期に向けての移行期だったわけですが、
おそらく2021年から本格的に揺籃期に入っていくのかな?そんな時代の変わり目の只中にいると僕は思っています。
揺籃期は物事の発展する初期の段階ですから、これから思ってもみないような形やスタイルのセラピーが生まれたりします。
ちなみに第一揺籃期は1980年代後半頃。まだセラピストという存在が今ほど知られていなかったとき各々が試行錯誤しながら活動をしていました。
「強いものが残るのではなく適応したものが残る」と言われていますが、
そんな適者生存の考え方はセラピーの世界でも同じです。
『こんなカタチってあるの?』と思っていたセラピーが当時スタンダードとなり、それもまたすべて残っているわけではありません。
わずか数十年の歴史でも振り返るとそれは証明されています。
歴史というのは後になってわかるものですのでなんとも言えませんが、変わり目というのは「終えることから始まること」でもあるので。
セラピスト一人ひとりにおいてもどのように始まっていくのか?の前に終えていくこともあるでしょう。
そこから今のセラピストたちはより一層各々が特徴ある活動をしていく。それはちょうど卵から雛が産まれるようにです。
そして、
今まで想像しないような人たちもまたセラピーを求め携わっていくようになります。
自ら変わることに躊躇しない。また、
変えられることにも躊躇しないで欲しいです。
これもすべて。
目の前のクライアント、まだ知らぬクライアントが望む先にあるものですから。(文責:谷口晋一)