ご紹介であったりお仕事であったり偶然であったり。セラピストとして活動していくならば常に多くの人との出会いがあるかと思います。
もちろん僕もそんな出会いを積み重ねています。
で、時間が経てばそれぞれ歩みも考え方も、(場合によっては)社会的な立場も変化しますので、そこで関係性が変わるということがあります。
でも。可能な限り、その人との一番の最初の出会いを大切にしたいなと日々考えています。
たとえ出会った頃と関係性が大きく変わったとしても。
それは出会った頃と同じ対応をしよう。ということでもなく、当時の思い出に浸ろう…ということでもなく。
自身の心の中に一番最初に出会った頃の感覚を留めておく。ということです。
相手との関係が変化するのは一度だけではなく、繰り返し変化していく。
その一つの変化に一喜一憂するのではなく、その変化そのものを受け止めていくために。
関係性の原点といいますか、最初に出会った頃の感覚を自分の中に留めておけばそこから常にスタートしての紆余曲折を思い起こすことができます。
それこそが本来の人との関係性だと私は考えています。
ま、時々ですが最初の出会いもすべて記憶の中から捨て去りたい様な事もあるんですけどねぇ…かろうじて留めてたりしてます。
ですので可能な限り。(文責:谷口晋一)