日頃、お仕事を通して様々なセラピストたちのターニングポイントに立ち会うことがある中で。
一気に変わっていくかのような劇的な転機だったというより、徐々に変わっていってる。周囲が気づかせてくれてる。と感じることがあります。
で、その“周囲のうちの一人”が僕の場合ですと、『今がそのときですね』などと伝えるわけです。
しかし一方的に伝えて理由もなく、はいおしまい。ではあまりにタチが悪いので。
なぜそう思ったか?と、仮にそうだとしてじゃこれからどうする?ということについても僕なりに三つの視点(指針の様なこと)からメッセージします。
◆抗いようのない流れを知っておく。
自然現象や社会情勢含め、セラピスト活動を通して人が離れたりついたり。今までに自身に起こったこと、これから起こりうる中で自分がどうすることもできないこと。それは抗えない事実なのでそれが自分に与えた影響や『そうなんか』と受け止める時間を持つなど、一緒に俯瞰してみる。
◆自分の2.3年先をイメージする。
他人がどうこうする、は関係なく。
とにかく自分のことをイメージしてみる。
5年じゃちょっと長いし、1年以内じゃ短すぎる。自分の年齢に2.3年足して、(ちょっと大げさですが)もしそこまで生きてたらどうしているんだろ?とイメージする。
僕個人はビジュアライズ(映像化)するのですが、もちろん文字にしてもらったり、言葉に出してもらったり。
◆今、目の前のことに真剣に取り組む。
来月を心配したり半年後を憂いたりせずに。人から求められたり依頼されたことや、やらなくちゃならないことなど。もし今自分が社会から必要とされていることがあるならば。それをとにかく真剣にする。
自分に来たるべき変化を、今手を抜くための言い訳にしちゃいけない。
数年かけてニンゲンの細胞の中にもどんどん入れ替わっていくものがあると聞きますが。
2.3年かけて徐々に変わっていくというものの方が本質を得ていることが、今までは多かったですね。(文責:谷口晋一)