あなたにしかできない。
わずか10文字のこの言葉には沢山のスイッチが埋め込まれてます。
僕自身が子どもだった時のことを振り返りますと。動機づけされた言葉としてこの言葉をかけてくれたその人の表情がセットになっていたり。
純粋にその人の期待に応えたいと思うこともありますし、元々の想いが強化されたこともあるし、気づかされたことで背中を後押しされたこともあります。
逆にこの言葉の背景が自身を主体とせず、“なにかをさせるため”だけの言葉なら。モヤモヤとしたり、チクリとした痛みのスイッチともなる。
少なくとも僕が人にこの言葉をかけるのだったら。無意識にでもなにかをさせるためだけにこの言葉を使わない様にしたい。
その人の何かを眺めて、『あぁこの人ってこのことをするために今こうあるんだ。』と純粋な心からの出てくる言葉として。
しかし言葉って大事ですよね。(文責:谷口晋一)