いわゆるマーケティングの世界では、
『見込み客を囲い込んで。そこから刈り取る。』みたいな言い方がされます。
こと個人セラピストとクライエントとの関係において。
その発想を一旦捨ててもいいんじゃないかな?と僕は考えています。
たしかに本来のマーケティング発想である、多くの見込み客を得て、そこから情報を積み重ねて新規客とし、リピートとしていく。という発想そのものは間違っていません。
しかし、その発想が強いままでセラピストが目の前のクライエントに対峙することへの問題は、セラピストが考えている以上にクライエントに対する負の影響として事及んでいます。
クライエントはセラピストであるあなたに、心と身体を委ねています。
つまり、キャンペーンか何かで利用してくださった新規のお客様を見込み客扱いしていないか?ということなのです。
その、たった一回の利用は。
刈り取られるための一回ではなく、心と身体を委ねた一回である。
きっかけがなんであれ。目の前のクライエントへのセラピーに最善を尽くすこと以外にセラピストが優先することはありません。
こう書かれていることに
『えっ!そんな風に思いながらセラピーしているセラピストがいるの?』とあなたが驚くのであれば。
これからも。そのままクライエントに向き合ってくださればと思います。(文責:谷口晋一)
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