僕自身を振り返っても。
圧倒的に自分がやりたい!と思って始めたことより向こうからやってきたものを通して。
今の自分が形作られています。
『向こうからやってきた事はまずは受けとる。』
『頼まれごとは試されごと。』
『仕事はいただくもの。』
など。今ある周囲の方もそうおっしゃる方がやはり多い。
『この人ってなんで次から次へと依頼事が舞い降りてくるんだろう。』と思う方が周囲にもいるのではないでしょうか?
ではなんでそういった人たちが“そうであれる”のか。僕が思うにそれは、
自分がなにものか?が相手にちゃんと伝わっているからではないでしょうか。
つまり。ミスマッチが起こらないようになっているのは頼む側ではなく、頼まれる本人によるところが大きいということです。
依頼事を受け止め取り組み、その先にある姿を明確にイメージさせることができるからこそ相談してみようとなる。
まず、何を目指していてどう行動しているかといった指針があり。そしてそれを自分の言葉と方法で伝え。そのための行動も合わせてしている。
それをいつか誰かが気づいてくれると誰にも言わなかったり。
他人や便利ツールに頼ってばかりじゃ。
頼まれ事もズレたものとなってきます。
『きちんと言葉に出さないとダメ』
と言われるのはそういうことなのでしょう。
翻れば僕が人にお願いして頭ごなしに断られることが少ないのは。
相手の実績やネームバリューだけでなく、その人のこれからの指針に沿ったものかどうかをなんとなくでも想像しているからです。
あくまでも相手の道の先にあるものであるのかどうか?が想像の根拠。
いくら情報が一瞬で動き広がる世の中であっても。最終的に物事が動くのは人と人。それもほんの小さな化学反応からです。(文責:谷口晋一)