人の心や体に携わるセラピストたち。
彼らが関わる歴史を全体を通して見ていくと。
数十年の期間をかけて。アレンジし新たなセラピーメソッドとしてのスキルが生まれては消え、そして積み重なってきての今があるのだと思います。
これは、海外や国内ですでにある程度体系化された技術であったとしても。
それを提供する先の状況や環境に応じてアレンジし続ける土壌があったといえます。
そして現在。オリジナルスキルを有して活動の幅を広げている個人セラピストたちも元々オリジナルのメソッドが確立していたわけではありません。
日常の活動といくつもの学び。
クライアントからの直接の評価。
今までなんとなくでもやってこれて。
また時に伝えていくことを通して。
疑問と発見と試行と確認の繰り返し。
そして。それを体系化する。またそこで壁にも当たる。
そんな、なにかを生み出す創造性こそこれからのセラピストたちに求められ、この業界がこれからも必要とされていくベースとなるのでしょう。
そしてゼロからイチを生み出すプロセスを踏むのはセラピストスクールにも求められます。
すでにあった技術をただただ教えるのではなく、相手や環境に応じてそれをアジャストしてきたセラピースキルこそがこれからのスクールにおいても求められます。
たとえ規模が小さくても。そのようなセラピーこそが本物ですしそのセラピーが伝承されていくことがセラピスト業界を支えていくと僕は本気で思っています。(文責:谷口晋一)
『教える、伝える、育てる、遺す。』
セラピストの学校 スクール運営ゼミナール スタート期開講。