『これからお客さまとどのように関わっていくことがサロンやスクールの発展やセラピスト自身の成長に繋がっていくのか?』
それらをセラピストの学校のスクール運営ゼミナールや個別のコンサルティング、オープンキャンパスなどで、“時代の流れを見据えながら”繰り返しお話するのは。
これまでの時代の中で積み上げられ熟成してきたクライアント全体の意識というものがセラピスト一人ひとりの指針やサロン活動などとも密接に繋がっているからです。
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90年代半ばに阪神淡路地方で起きた大きな地震や国内でのテロなど日本全体が不安に包まれる中で自分で自分を癒すということを始める人が増え、リーマンショックや東日本の震災を通してお客さまが求めるセラピーの多様性やそこでの選択、また優先順位が変化してきた。
そして今回のパンデミックの出来事を通しても。
これは1人のお客さまがそうだったというのではなく、日本の中でのセラピーを取り巻く環境の中でクライアント全体の意識が変化し積み上げられていき、その時その時のセラピストたちが適応してきた結果、今のセラピーがあるということなのです。
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今回のパンデミックから起こった変化の中でもクライアントのそうした意識の変化を敏感にキャッチして適応していく。
今のお客さまともこれから出会うであろうお客さまとの関係もまた熟成され積み上げられてきた先の、その姿なのだろうと考えるのです。
今回のパンデミックを機にすべてガラッと変わらなくてはならないという、時として強迫ともいえる闇雲(やみくも)な行動ではなく。
もうそれぞれがすべきことが見えてくるはずですし、様々なシーンで僕と会ったりして“答え合わせ”をしているんですよね。(文責:谷口晋一)
『教える、伝える、育てる、遺す。』
セラピストの学校 スクール運営マンツーマンゼミナール