長きに渡ってセラピストの元に通うクライアントとお話する機会がありますと。
個人で活動するセラピストとクライアントとの関係はやはり一種独特だなぁと感じます。
お店に通う、というより。
提供されるセラピーを求めて、というより。
そのセラピストに逢いにくる。そんな思いを持つクライアントが少なくないです。
ただこれは。
長い期間をへて構築されるもので場やセラピーも含めてのそれだとは思いますが、
場やセラピーのことをお話されずにセラピストのことをよく話してくださいます。
ではクライアントはセラピストのどういった所にそのような想いを抱くのか?
それを考えてみますと
セラピスト自身がそのクライアントを見る、観る、診る、視る、看る、、
ものすごく“みて”いたのだと気づかされます。
クライアントにとって自分以上に自分に興味を持ってくれている、寄り添うなど矢印が自分に向いていると体感的に感じることから。
心、身体を徐々に委ねていく。ゆえにそのセラピストの元に通い始めた、、
様々な“みる”を通して。個々のクライアントに最適なセラピーができ、同時にセラピスト自身もそのための準備や深い学びをし続けることができる。
と言いましても。
セラピストにとってはクライアントは一人ではありません。
便利な世の中ゆえ同時に受発信することが簡単だからこそ。
セラピストはたったお一人に。個別に対峙することが今後より一層大切となってくるはずです。
それをクライアントは“感じとって”いるのですね。この時代ゆえ、より敏感に。
逆説的に言えば。
あなたが多くのクライアントに求められるセラピストになりたいのならば。