先日お一人の育成セラピストさんのお話しを伺っていて、とっても印象に残ったフレーズがあります。
それが、常にそこで選択肢が用意できているか?というもの。
教室やスクールを運営している育成セラピストに限らず。人に何かを教えたり伝えたり育てるものであるならば。
常にたった一つの正解を教え伝えるのではなく、その道に至るいくつかの選択肢をも用意できているか?
そのことをやりとりを通して改めて耳にしました。
学ぶものはそこで繰り返し考え、決断し、選択していくプロセスを通して。人は様々な視点で学びを吸収していく。
それこそが長いスパンの中での育成となるでしょうし、また目の前のクライアントに向かうセラピストであっても共通する点があるのかもしれません。
社会環境をみるにしましても選択肢がない、もしくはそれが少ない学びの場では変化に対応できる人は育ちにくい。
おそらく育成する立場であればあるほど。これこらはよりその選択肢を用意できていなければ、と思うのです。
育成する立場であるならばそこにいくつもの選択肢が用意し続けることができているか?
僕自身もまたセラピストたちにたった一つの正解を伝えるのではなく、いくつもの選択肢を提示することができているのか?
そう思わされたひと時でした。(文責:谷口晋一)