セラピスト業界が日本で生まれて3.40年ほどとなり。活動の形など社会的にも認知されるようになりました。これもそれまでの先人のセラピストたちのおかげと言えます。
一方で。そこから認知されてきた活動スタイルがある程度固定化されて、
あたかも“そうじゃなきゃいけない”かのように捉えられてしまっているのも事実です。
しかし改めて個々のセラピストたちのお話を聞いていますと。
セラピーを求めている人、つまりクライアントとして対象となる人の幅の広さと奥行きの深さがとてもあるのだということを思い知らされます。
たとえば幼児(乳幼児から未就学児)であったり。在宅での緩和ケアを必要とする方であったり。
本当に色々な方がセラピーを必要としているんだと。
そしてそのクライアントのためになにをどのようにしていけばいいのか?をまさに自分事として取り組んでいるセラピストが沢山います。
今、個々のセラピストたちはセラピー(アプローチするためのスキル)の技術力だけでなく、
誰をその対象とするのか?をよりはっきりさせ、セラピーを提供するための環境や活動のフィールドを深く見出して動いています。
それらはセラピストの世界においてとっても可能性のあるものだと思っています。
たしかにそこに至るまでの道のりたるや、、これは一人ひとりじっくり聞かせてもらえなければわからないことでした。(文責:谷口晋一)