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憩いサロンび〜ず♪(工藤美穂さん、貝之瀬寛幸さん)のセラピストライフ〜サロン運営

2021/07/26
憩いサロンび〜ず♪(工藤美穂さん、貝之瀬寛幸さん)のセラピストライフ〜サロン運営

 北海道中心に、サロンの運営と、イベント活動をしている2人のセラピスト(工藤美穂さん、貝之瀬寛幸さん)のセラピストライフを紹介します。

【イベント主催】編はこちら

 

 「〜ku〜」の工藤さんと貝之瀬さんの2人は、北海道札幌で、体と心をトータルにケアするサロン「憩いサロンび〜ず♪」を6年に渡って運営し、イベント活動のない日には、基本的にお客様の予約を受け入れています。


 現在は、札幌市北区にあるアパートの1階を、サロンスペースに改装して活動しています。

 

 「〜ku〜」では、2人のセラピストそれぞれの得意分野を活かした、多彩なセラピーが提供されています。


 工藤さんが提供するのは、“痩せるだけじゃない!痩身・心身デトックスで真の輝きを取り戻す“「美心燃焼プログラム」という女性向けのトータルメニュー、カフェキネシ(キネシオロジーとアロマを使った健康法)、マヤ暦セッションなど。貝之瀬さんが提供するのは、心体健康施術や、四柱推命鑑定、風水鑑定など。


 おふたりとも、心も体もトータルで改善を目指すセラピーを得意とします。

井戸端スペースで談笑するお互いのお客様たち

 現在の場所にサロンを構える以前は、2人は固定のサロンを持たず、他の店舗の一角に場所を借りたり、イベントの中でセラピーを提供していました。


 しかし、お客様からたびたび「サロンはどこ? 次はどこで会えるの?」と聞かれたことから、自分たちのサロンを用意することにしたのだそうです。

 

 「〜ku〜」には、2人それぞれの施術室を設けていて、それとは別に施術の前後に気楽に滞在してもらえる“井戸端スペース”が用意されています。


この井戸端スペース、どちらのお客様も過ごす共通のコミュニティスペースです。


 おもしろいことに、工藤さん、貝之瀬さんのどちらのお客様も、この井戸端スペースで仲良く談笑するそうです。


 一般的に、サロンの待合室のお客様同士が仲良く交流することは珍しいように思います。そのことについて聞くと、それがここでは普通なのだと二人顔を見合わせて笑いながら話してくれました。


 どちらかの施術を受けにサロンに来ても、もう一方が持つセラピーがそのお客様にとって有効だと思えば、それをお勧めするのだそう。


 また、工藤さん、貝之瀬さんのどちらかが井戸端スペースでお客様と話しているうちに、共通の話題があると他の人も集まってきて、自然にお客様同士の距離も縮まるということです。


「お客様に気を遣わせることなく、“長くいると何か楽しいことがあるぞ”って思えて、“ご自由にどうぞ”って言える空間が欲しかった」(貝之瀬さん)

「居心地の良さで“根っこが生える”ような……気軽に来られて、気兼ねなくいられる空間にしようと、サロンを作るときに話をしていました」(工藤さん)

お互いへのリスペクトがあるから

 2人のセラピストがサロンを共同経営することについて聞くと、

「もともと2人とも同じように整体をしていましが、途中から目指すものが違ってきました。でも、お互いのスキルで補い合えるし、相乗効果も出せると気がついたんです」(貝之瀬さん談)

 

 共同経営において、お互いに気をつけていることについては、

「自分の持っていないものを素直に認めること。あとは、一人で抱え込まないことでしょうか」(工藤さん)

「言いたい事は必ず言うこと。溜め込まないで、きちんと伝えていかないと、だんだんキツくなる」(貝之瀬さん)

 

 解散宣言をするくらいの喧嘩をしたこともあるそうですが、最終的にはお互いへのリスペクトがあったからこそ、これまで2人で活動を続けて来られたのでしょう。



校長からのメッセージ

 「〜ku〜」で提供される施術は、2人とも約2時間で15,000円ほど。


 イベントで会った人や、HPを見た人が新規でお客様になるほか、既存のお客様からの紹介も多いのだそう。他にもブログ、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなども活用しています。

 

 さて、「〜ku〜」にお客様が通う理由は、2人のセラピストが提供するセラピーの魅力はもちろんのこと、その場に行くこと自体が目的になっているようです。


 セラピストの仕事は、施術やセッションなどでお客様に接している時間だけに行われるものではなく、“場(空間+時間)”をつくることも大切な要素なのではないでしょうか。そして、人と人のつながりで作るコミュニティも、一種の場です。


 推しのアイドルの話でも、お勧めのソフトクリームの話でも、そこに集まった人たちと他愛のない会話ができるような、自分が居て良いと感じられて、居心地の良い人間関係が築ける場こそが、工藤さんと貝之瀬さんにとっての「サロン」なのだろうと思いました。

 

〜ku〜


憩いサロンび〜ず♪