色んなセラピストからお話を聞いてますと。
育成、それもプロセラピスト養成だけでなく身近な人に対して(ホームセラピスト)であったり自らのセラピーライフのために学ぼうとする人への育成をしているセラピストと出逢います。
僕は日頃から。セラピスト業界の未来を考える上でもそんな育成セラピストたちの果たす役割がとても大切だなぁと思っています。
もちろん資格習得などを目的とした協会活動や比較的規模が求められるスクールなどについては、業界全体をみても引き続き重要です。
と、同時に。
セラピストとしてお客さまやクライアントといった、人と関わる上で避けては通れない“その心づもりやあり様”にまで踏み込み、
じっくりと一人ひとり教え伝えていく育成セラピストの存在もまた今後より求められていくのだと。
そして多くの場合、育成セラピストとして立つ彼らもまた自らセラピストとして活動しています。
お客様やクライアントと関わってきた経験があるからこそ育成している生徒さんの先にいる存在を常に意識できるのでしょう。
ただ。一人ひとりセラピストと向き合って育てていくわけですから時間もかかりますし、そこによりエネルギーを注がなければなりません。
別の見方をすれば「そんなに同業のセラピストを増やしてどうするの?」なんて外からは言われることもあるそう。
それでもなお、それらを積み重ねていくことが、しいてはクライアントのセラピーライフをより豊かにさせていくこととなっていく。
それがわかるのでやれるのでしょう。
つくづくセラピストって生き方は。面白くも素敵です。(文責:谷口晋一)