セラピストといいましても。
人の身体や心にアプローチするセラピーはそれこそ数え切れないほど世の中には存在しています。
その中で。鍼灸の技術を身につけてセラピストライフを歩んでいるセラピストたちがいます。
彼らもまたその技能を日々活かしていますが、
話を聞いていて思いますのは、“これでなんでもできる”というようなスタンスでは決してないということです。
目の前のお客様の身体に対する信頼と共に、支え必要に応じて導いているのだなぁと。つまり、
必要な人に必要なことをし続けています。
セラピストたちにとって。それらの技能を身につけるきっかけもプロセスも面白い程に違いがある中で。
セラピストライフを歩む中で唯一共通していることといえば。
その対象となる存在は「人である」ということであり、一旦セラピストとなればその対象が必要とするものに対して最善を尽くしていく。
クライアントが長きに渡ってそのセラピストの元に通い続けるのは、
その一瞬良くなった、その一瞬楽になった、というだけでないセラピストとクライアントという特別な関係性ができているからなのだと思うのです。
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『東洋医学は人間の体への100%の信頼が根底にあるんだと思います。だから、私は患者さんの体が生まれながらに備えている、素晴らしい力への信頼感を常に持って、施術に臨んでいます。治療家である私が治すんじゃなくて、患者さんが自分の体を治すというスタンスを忘れないこと。それを大切にしています』
東京都目黒区にある「不妊鍼灸治療院セラキュア」を運営する、セラピスト歴24年の菅田裕子さんのセラピストライフを紹介しています。
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『体調が悪くなっているなら、どこかに“ほころび”があるということ。その“ほころび”を私が無理矢理につなげるんじゃなくて、お客様が自分で気づいて、自分でつないでいくのを、私がちょっとお手伝いする。そのように視点が変わっていきました』
愛知県名古屋市にて、「はり灸サロン月花(げっか)」を5年に渡って運営している、屋由美さんのセラピストライフを紹介しています。
屋由美さんのセラピストライフ〜鍼灸セラピスト