セラピストからその歩みをインタビューしていますと。
『人に対するあくなき興味や探究心を持ち続けた結果として、それが通り通って道となって、
今振り返ってみるとそれがそのままセラピストライフとなった。』
そんなことを聞かせてもらうことがあります。
今の本人たちを見たら、店舗であったり集めた人たちであったりと“積み重ねてきたカタチ”につい目がいきますが、
やっぱりじっくり話を聞かせてもらいますと、
あぁホントに。
人のこと、身体のことや心のこと、ニンゲン全てが知りたくてしょうがなかったんだなぁと思うのです。
そこに至るまでに。あまり知られていない沢山の挫折や歩みの軌道修正があったとしても。
ただそれら人への探究心が積み重なって、人の身体に触れることにもつながり、またそれらを必要とする先に伝え表現できたりする。
そうして今があると。
僕は彼らをみていて、いつまでもそうであって欲しいなと勝手に感じてます。
それはそのことを本当に必要とする人たちの所に届く、1番の近道となると思うので。
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『例えば、最初は腰痛を治してほしいって来院するんですけど、こちらの施術に対してクライアントの身体が正常に反応しないことがあるんです。自分の経験からすると、おや?と思う訳です。だから、他に症状がないかと聞くと、不眠があったり、耳鳴りがあったり。だったら、体の構造だけじゃなくて、神経系についても勉強しなきゃってなる。だって、何とかしたいじゃないですか』
これまで30年にわたってセラピストとして活動し、現在は神奈川県辻堂にて健療施術院のオーナーセラピストとして、また日本自律神経研究会の代表としてセラピストの育成にあたっている、鈴木直人さんのセラピストライフをお伝えしています。
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『地図がなくても旅はできますが、あった方が安心できます。今、自分がどこを歩いているのか、この道で良いのかが分かれば迷わずにすみます。セラピーやヨガを“体の旅”と喩えたときに、解剖学という地図があったほうが安心できると思います。セラピストなら今、体のどこにアプローチしているのかが分かります。ヨガなら、自分がどこを動かしているか、どうすれば体を痛めずにすむかが分かるはずです。方法論が見えて来るんですよ』
静岡県伊豆市にて、17年にわたってセラピストを育成している、「Unplug-lab Japan」野見山文宏さんのセラピストライフを紹介しています。
野見山文宏さんのセラピストライフ~育成セラピスト