セラピストがその専門性を伝えていく先とそのカタチについて。
たとえば「セラピストスクール」という名は掲げていたとしても、
学ぶ人やそのスタイルは。
ずいぶんと変化と広がりを持ってきているのではないかな?と思っています。
たとえば。日本語のまったく通じない海外で活動する人に対しても。また、セラピストとはまったく別の職業人たちに対してでも。
セラピストが蓄積してきた様々な技能や経験値を様々な場面で求められる人たちに伝えていく。
このことは十数年前では考えられなかったことですし、ここ数年を見てもそのカタチはずいぶんと広がりを増しています。
当初彼らはそこで求められているとは想像していなかったけど。
一つの使命としてその専門的知識や技能を求められるその人たちに対して伝え続けています。
これはですね、決して華やかなだけではないですし、楽ではない働きかもしれません。
それでも教え続けていくというのは。
やはり与えられたものとしてのそれがあるからなのでしょう。
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『たとえばですが技術内容ひとつとっても、その場の雰囲気で理解してもらう。海外だとそういうのがまったく通用しません。講師は生徒からの質問にストレートに答えないと納得してくれません。小顔矯正なら目の前でそれを見せないといけませんし、医学的な知識を持った人もいる中で解剖学的な根拠を伝えないといけません。ましてや講師のネームバリューでだけで絶対に納得してくれません。僕的には、そこが性に合っているところでもありますね』
2001年に大阪府藤井寺市で「心月整体院」を開業し、現在は奈良、神戸、大阪梅田の3店舗を経営するサロンオーナーでもある、整体師の泉尾英嗣さんのセラピストライフをご紹介しています。
泉尾英嗣さんのセラピストライフ~国際育成セラピスト
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『プロのセラピストを増やすというのは、私にはちょっと違和感があったんです。ちゃんと最後まで人の話を聞ける人だとか、質の良い質問ができる人だとかが世の中に増えれば、セラピストは必要がなくなるじゃないですか。そんな世界なら、セラピストは失業ですよね。つまり、この仕事が必要なくなったのなら、それは世界平和なんだ、という考えに至ったんです』
千葉県市原市にて、15年にわたってカウンセリングサロン「PER TE(ペルテ)」を運営し、後進の育成もしている塚原恵さんのセラピストライフを紹介しています。
塚原恵さんのセラピストライフ~育成セラピスト