僕が20年弱携わるセラピスト業界。
この業界が日本で立ち上がった1980年代からググーッと広がろうとした2000年代前半にかけて。
着火点の様に全国に存在したセラピストたちの多くが今もなお第一線で活躍しています。(プロセラピストたちは本当に選手寿命が長いのです)
そんな仲間の一人が協会設立に向けて準備を着々と進めていて僕も応援していました。
今の時期に協会や組織を“作ることそのもの”が大切だとは思っていません。むしろ、
彼女の様にそこに至るプロセスがどれだけ人の心(社会や世の中)にフックするか?を考える。なぜなら、
関わりたいと思う人やその先にいるクライエントは挙げられた旗だけでは動かず、自らが求める本質的な癒しに対してより一層注視してきているからです。
セラピスト業界は今、おそらく2020年頃から始まるであろう第二の揺籃期に向けての移行期。
セラピスト個人であろうと、協会や組織であろうと、それまでに進むべきキーワードはなにか?と言えば、
『削ぎ落とすか、深堀りするか、飛びこむか、手を繋ぐか』
今年2017年。
10年から20年以上も前に業界の着火点だったセラピストたちが新たな火種をそれぞれに撒いている一年の様です。
彼らは削ぎ落とし、深堀りし、飛びこみ、手を繋いでいます。(文責:谷口晋一)