個人のセラピストがその立ち位置を意識しながら活動していくために。
コミュニティは今も昔も存在していました。
少し以前までは全国規模で展開をしているなど大手と言われるセラピスト養成スクールがその役目を果たしていました。
本来スクールの役割としては技術を提供するというもの。
しかし卒業後の道筋については卒業生の意思によるものが大きく、その活動の多様性が全国規模の情報共有という形として成り立っていました。
しかしそれはあくまでも技術ベースが同じという前提です。
そして今、技術ブラッシュアップスクールが広く展開なされていく中で。
技術そのものをベースとするコミュニティとは別に、
1.活動スタイル
2.地域性
3.対象クライエント
などの共通項から少人数単位のセラピストコミュニティが生まれてきています。
1.活動スタイルとは、他業界との連携や経営の手法など具体的成功事例などを挙げながらそれをモデルケースとしていくコミュニティです。
2.地域性とは、住まいや活動エリアに特化したもので特に地方などでは地域活性化の名の下に行政や他団体との連携をとっていく際の窓口となったりしています。
3.対象クライエントとは、たとえどんなセラピー技術であろうと特定の対象クライエント(例えば妊婦、子ども、アスリートなど)への関わりをベースとする集まりです。
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このように技術の枠を超えたところにあるウィークタイズ(緩めたネクタイの様な)の小規模コミュニティもまた、セラピストにとって大切な集まりとなりつつあります。
繰り返しとなりますが、それは業界の波として第二揺籃期の前の移行期である今、新たなものが生み出される土壌が“耕されている時期”だからです。
セラピストの学校のコミュニティは技術をベースにしたものではなく、プロ同士の緩やかとさを意識した集まりです。
では何に特化しているかと言えば、セラピストとして主体的に活動していく(セラピストの生き方を選択している)をする上で必要な学びや出会いや機会を提供する場だということです。
また上記の様なセラピストコミュニティを構築しようとするセラピストたちも集まってきます。
是非そこを通して意義あるセラピストの集まりが生まれていくことを願っています。(文責:谷口晋一)
6月札幌満席。7月渋谷満席。8月20日名古屋。
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