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★ クライエントの流れが生み出される環境を自ら生み出す。

2018/09/03
★ クライエントの流れが生み出される環境を自ら生み出す。

個人セラピストにとって。

その活動はそのスタイルゆえに多種多様です。

 

その中で最近全国の個人セラピストの注目すべき活動の一つとして挙げられるのが、シェアサロンやレンタルサロンの有効活用です。

 

いわゆる“時間貸し”の形でのレンタルシェアサロン活用はそれこそ10年前15年前にも存在していました。

 

しかし。明らかに当時と今とでは捉えられ方が違います。セラピスト、サロン、クライエントといった三つの視点からその理由を紐解いてみますと。

 

随分その環境が変わってきているなぁと感じます。

 

◆セラピストの視点

自前のサロンを開けないから仕方なしに。というちょっと後ろめたい気持ちからレンタルシェアサロンを活用するセラピストが多かった10年前15年前。

 

しかし今は。定期的にまったく環境の違う中でセラピーを提供する。そんな“複合的なスタイルを構築しているセラピスト”の利用が増えています。

 

今やクライエントとの新たな出会いはインターネットなど地域を超えるケースが少なくありません。

拠点に縛られないセラピースタイルも自ずと増えてきたということもあります。

 

セラピストの視点で大切なことは。

たとえ環境が変化しても目の前のクライエントに提供できるセラピーを確立させているということです。

つまり環境の変化に適応できるスタイルを自ら構築できているか?ということです。

 

数あるレンタルシェアサロンの条件(場所やシステムなど)に照らし合わせて積極的かつ有用に活用することで安定的な活動スタイルとしています。

 

◆レンタルシェアサロンの視点

レンタルシェアサロン側としては。

単純な場所貸しではなく、よりセラピストが活用しやすく。またクライエントが継続的に利用しやすい環境を積極的に構築するようになってきています。

 

それは10年15年前と違い、その場に価値を見出し、長きに渡ってまた地域を超えて。

セラピストたちが活用し続けるということを理解しているレンタルシェアサロンが増えてきたということでもあります。

 

私が知る、そんなレンタルシェアサロンさんをここでは二つほど事例として挙げます。

 

『ビューティーシェアサロン Laurel銀座』さんは、銀座という立地の上にコンセプトを明確にした各個室を用意したり、タオルやロッカー利用などきめ細かい利用環境を整えていて関東近郊だけでなく全国のセラピストたちが活用しています。

https://peraichi.com/landing_pages/view/laurelginza2

 

もう一つ、五反田にある

『レンタルサロン サロン・ド・クライス』さんは、完全個室だけでなく少し広めのスペースを用意することでマンツーマンのレッスンなどを提供できるようにしているなど工夫をこらしています。

https://rental-salon.kreis-p.com/

 

◆クライエントの視点

セラピーを依頼する側でもあるクライエントたち。

彼らは提供されるセラピーメニューもさる事ながら、セラピスト個人の価値を見出しています。

 

その中で物理的に離れてしまった場合にもクライエントは諦めることなく、わざわざ離れた地域でセラピストの所に通うケースが少なくありません。

 

その中でセラピスト側の提案で、より便利な環境でのレンタルシェアサロン活用するケースが多く見られるようになりました。

 

積極的なレンタルシェアサロンの活用というのはクライエントの視点から見てもメリットがあります。

 

◆◆◆◇◇◇

いかがでしょうか?

最後に。シェアサロンやレンタルサロンの活用について私が注目している事があります。それは、

 

たったひとりのクライエントに対してですと収益性は決して良くないのですが、一旦この流れを生み出すことでその環境下でのクライエント利用者が増えてくるという事象です。

 

それはクライエントが知人などを能動的に紹介するようになるというケースと、

セラピスト自身が新たな活動エリアとしてホームページやブログ、名刺やパンフレットなどに情報記載することを通して新たなクライエントを開拓していくケースです。

 

レンタルシェアサロンを活用し始めた当時はまったく想像していなかったクライエントとの出会いと利用が増えるということです。

 

自ら環境を積極的に生み出すことによって、まだ見ぬクライエントとの出会いがそこにもあるということです。

 

今はセラピストたちが種を蒔き、発信する第二揺籃期への移行期と私は考えていますがそんなときの一つの可能性としてレンタルシェアサロンの有効活用というのも一つの選択肢ではないかと考えています。(文責:谷口晋一)