先日の福岡でのオープンキャンパスで。
札幌、渋谷、名古屋、大阪、福岡と5つの地域の一年間のクールがやっと終わりました。
ひとつの地域ごとに4回ずつ訪れましたので、一年で計20回どこかに行ってたことになるのですが。
やはりと言いますか、
全国には様々なプロフェッショナルセラピストが存在していました。
ちなみに各々のプロフェッショナルが集まる場では、いわゆる同業の集まりとなりますので“そのまま”ですと。
無意識のうちに序列みたいなものや競合の意識が生まれてしまいがちです。
しかし20回という開催経験を経て思うのはここに参加される皆さん。
たまたまタイミングが合って来てくださっていながら、隣のセラピストも斜めのセラピストも。オトナなプロフェッショナルたちの集まりなんです。
そこには“リスペクトの関係”が成り立っているからです。
それはなぜなのか?
おそらく。相手を見たときに『その先にあるものが見えている』からでしょう。
その先にあるもの、それは他でもない クライアントの姿。
『きっとこの人(セラピスト)の所にやってくるクライアントってこんな人なんだろうな』と想像できる。
また『あぁ。このセラピストのクライアントはすごい幸せなんだろうな』とか。
『このセラピストのクライアントは技術だけでない、いろんなものに価値を見出しているのだろうな』とか。
同業ゆえに、その本人の先にいる人がよくわかるのです。
逆に。相手からクライアントがまったく想像できないと。
どうしても資格種類や数字だけの話題になってしまったり。(フレッシュなセラピストさんならそれはよく理解できます)
それだけならまだしも特定セラピーの社会反響自慢みたいなトークになってしまうと。
うーん。こういった集まりって。想像しただけでものすごくつまんない。
そこではお互いに対するリスペクトからくるプロ同士の関係構築には繋がりません。
個人セラピストにとって。
オープンキャンパスという緩やかでかつ多少の共通点(セラピー活動)を意識しながらの集まりが、自身を客観的かつ主体的に見れる機会となり、最終的に日々の活動のエッセンスとなる。
それこそがプロフェッショナルから求められる場だと思うのです。(文責:谷口晋一)