セラピスト向け集客講座。
このテーマをセラピストに向けて準備するとき少し慎重になります。
なぜなら世間一般で言われる集客の定説を踏まえた上で。
それを一旦頭の中でリセットしたり壊す必要があるセラピストが少なくないからです。
たとえば定説の一つである見込客(というより今や接点人ですね)の数を増やせば増やすほどいい!とつい盲信的なアクションをしてしまうのは。
「何人に伝えれば何人は来客となる。そうすれば自動的に、」といった機械的な発想であったり確率論に重きが置かれているからでしょう。ただし、
人の身体や心に関わるセラピストであるからこそ理解できると思うのですが一度来ればあとは自動的に、なわけがないのです。
たとえ一度きても二度とこない。
その積み重ねが数年続けば経営という点だけでなく、セラピストとしての土台すら危うくなってしまうことにセラピスト自らが気づかないといけません。
セラピストにとっての集客というのは。
クライアントに足を運んでいただくことと運んでいただいた先にクライアントとの関係をどうしていくのか?を分けることなく。
そのセラピストでなければできないカタチに何年もかけて作り上げていくことなのです。
ですから今回のオープンキャンパス第7クールのスペシャル講座のタイトルも、作り上げる。なのです。
人はどうしてセラピストの元に向かうのか?
そしてどうしてセラピストという存在に心や身体を委ね続けるのだろうか?
このことをセラピスト本人が正面から受け止めることのできないのであれば。
「特にあなた以外の人でも別にいい」そんな人たちをずっと集め続けることを集客と勘違いして歩み続けてしまうことになる。
うーん。これはセラピストにとってなかなか辛いものがあります。
プロとしてのキャリアを積み上げていくために。やんなくちゃいけないこと、いっぱいあって。
そういった学びもまた根性入れてではない空間で。自らに問いかける時としてオープンキャンパスといった場があるのです。(文責:谷口晋一)