目に見えない、形とならないものを提供するのがセラピストであるとするなら。
そのセラピストを育成する、育成セラピストはただ単純な先生と生徒、技術伝達だけの関係にとどまりません。
それぞれの地域において、リアルな場で、また時には育成セラピスト自ら足を運ぶ形で深く関わっています。
おそらく育成事業という視点で考えれば効率的とは言えないのですが、育成セラピストには共通しているパッション(情熱)のようなものがあって。
それは育っていくセラピストの、その先にいるクライアントの姿を見越したもので実践的なことからセラピストライフを考えたものまで。
やはりセラピストスクールと一括り(ひとくくり)にはできないですね。
そんな育成に携わるセラピストに今に至るまでの歩みを聞けば。まさに紆余曲折だったりほんの少しの苦しみを得たりで今ここにいます。
そうこうしていく中で徐々にですが、生徒たちとも関係が築かれていく。
そしてその生徒たちもセラピストとして独り立ちし、その歩みに触れることで育成セラピストたちもまた教えられていく。
そんな関係性がそれぞれに構築されている、そんな場なのかなって。
ひとりひとりをみていく、というセラピストとしての原点みたいなものを育成セラピストも忘れていないのでしょうね。
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『12年間、講師として働く中で、学ぶ生徒たちの可能性を見出すと共に、ほんの少し心苦しさを感じていました。
これからは生徒さんと同じ目線で語り合い、1人ひとりが一員として自立して、互いに高め合えるような関係性を築いていきたいです』
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『自分の技術通りに再現してもらうことが教えることだと思っていた時期がありました。
でも今は、私のコピー&ペーストを作っても意味がないと考えていて。
「自分の感覚を信じられる人」を育てることだと思っています』
【セラピストたちの歩んできた道〜セラピストライフ】