去年末頃から今年に入って。
セラピストたちの活動の広がりを見聞きすることが増えてきました。
ただいわゆる「コロナ前に戻ったのか?」と言えば、やはりそうではないようです。
むしろそれら数年の出来事を機に、以前とは違う新たな取り組みを始めているセラピストたちが多い気がします。
それは2018年頃からオープンキャンパスなどで伝えてきたセラピスト業界の“期の変化”に当てはまるものと言えます。
◆◇◆
セラピスト業界は2008年頃からしばらく“成熟期”の中にあったのですが、そこから次の新たな流れとして“第二揺籃期”に進んでいくための移行期が2016年頃から続いていました。
業界の揺籃期とは物事の発展する初期の段階を指すのですが、それはなによりお客さまやクライアントの求めているものが変化していく中で見出されていくもの。
そこからセラピーが提供される様々な場や機会が生まれ、新たなメソッドやブラッシュアップされた技術が生まれ引き継がれ、ツールなどが用いられていき、それらが徐々に広がりを見せていく。
それまでは想像もしなかったカタチがある分野においては最も求められるセラピーとなるような、そんな第二揺籃期に入ったのかな?と2022年後半から2023年に入り考えていました。
◆◇◆
セラピストを支援する立場でもある僕はそんな時代の変わり目の時に。
どんなことに注目するか?と言えば。
やはり今、現場に立ち続けているセラピスト一人ひとりのこれまでの歩みです。
それも、10年20年と長きに渡って施術やトリートメント、セッションなど対人援助職として、
サロンだけでなく様々な現場にて活動しているセラピストたちです。
彼らは業界の成長期や成熟期も変わらずセラピストライフを送り続けています。
数多く出会ってきた個人セラピストのことを僕はロングライフセラピストと呼んでいて、彼らがどんな時代にあってもやってきていることは、やはり時代が変わろうともセラピストの本質をついています。
そしてそのことをまたいろんなカタチで次の世代のセラピストや今、現場で活動するセラピストたちに伝えることで。