今、僕は京都にいます。
10年ぶりに京都のセラピストと再会するために。
僕がサロンを売却や撤退などして数年の準備期間を経てセラピストの支援を始めたのが約20年前のことです。
今の様にスマホもなければインターネットをどう活用していけばいいか?の時代に。
セラピスト向けに手書きチラシやニュースレターなどの作り方なんかのセミナーをまずはやってみようと。
告知したはいいのですが、まったく反応の無い中で。
数日後事務局のファックス機に一枚の申し込みが入ってきたんです。
忘れもしません。初めての参加者は京都から。
普段は作務衣を身に纏い、院を始めたという男性セラピストでした。
約20年前のそのとき。覚王山の友人のサロンを借りて。それが本当に正しいのかどうかなんて誰も教えてくれない中で講壇に立ったその瞬間が僕のセラピスト支援の始めと言えます。
それから僕も彼の院がある京都太秦に足を運んだり。彼も名古屋に来てくれたり。
◆◇◆
そして10年ぶりの昨日。
当時、場を提供してくれたサロンオーナーがセッティングしてくれて、彼と僕で逢おうよ、と。
『いまだにニュースレター出し続けてるんですよ』
『えぇっ!!』
当時3、4歳くらいだった息子さんの手をひいてたのが、今は大学院生で、なんて話を聞いたり。
20年という期間は振り返ればあっという間だったかもしれないけど、
人の身体に触れるというシンプルでとっても奥の深い世界で20年生き続けてこれたことの重みなんかを聞かせてもらって。