セラピストの元にやってくるお客さまたち。
彼らはただ単に“サロンという場”にやってきて、利用しているだけなのでしょうか?
個人セラピストたちのサロンを知れば知るほど。
どうやらそうではないということを教えられます。
用意されたメニューやセラピーを受けるということだけでない、もっと長いスパンでの視線を感じるのです。つまり、
お客さまは“セラピストを見ている”のではないのかな?と。
そこから受け止めるなにかがなければ、一人のセラピストの元に10年20年と通い続けることはありません。
けれどセラピスト自身も様々な生き方をしていますし、それは他が真似のできるものでもなく。
それでも。セラピストたちはお客さまとの関わりを通してどこまでも深く広くセラピーを提供しようとしています。
セラピストの姿もまたお客さまにとって大切なそれだと思うのです。
その姿とご自身を重ね合わせたりしながら、サロンに通い“お店とお客さま”という一過性のものだけでない関係性を構築しているのでしょう。
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『長くお付き合いのあるお客様とは家族みたいな感覚になっていて、セラピストとして最後の最後まで添い遂げる覚悟です。いつまでできるんだろうって、お客様とも笑いながら話すんですけど、この先もずっと、おばあちゃんになっても、お客様のお体を見守っていきたい。そのくらいに大切に思っています』
東京自由が丘にて、「Plage totonoel(プラージュ トトノエル)ボディセラピー サロン&スクール」を営んでいる荻野正子さんのセラピストライフを紹介しています。
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サロンを開業して15年以上が経ち、そこからわかったことは何でしょう?と聞いたら。彼女は、
「お客様との関係性がサロンの形となっていくこと」と語ってくれました。
開業当初はお客様の要望に合わせすぎていたそうです。そんな中でどうやって変化させ形としていったのか、、
山口県宇部市にて個人サロンやスクールを運営しながら、周南市や福岡市に定期的に出向いての出張施術を行っている、上利麻美さんのセラピストライフを紹介しています。