今やセラピーを学べるスクールは全国に数多く存在しています。
ジャンルやカテゴリで括られやすいですが、育成セラピストたちの運営するセラピストスクールは本当に多種多様なスタイルを有しています。
僕がそんな数多くのセラピストスクールに携わってきていてそれでも不思議と共通していることがあります。それは、
講師であるセラピストと学ぶ生徒さんの関係性。
ただ単に「教える→学ぶ」では到底表現できないのです。
ただ決められたカリキュラムも時間通りに教えていき、セラピーテクニックを身につけさえすればいいのか?
おそらくそうではないはずです。
技術の提供だけでない、関わる生徒さん自身の人間形成もまたその場で自然と行われています。
彼らの元で学んだ生徒さんたちがまた次のステージに進んでいく中で、
自らをより知り、気づき、憧れだけでないセラピストとしての様々なことを学び身につけることができる。
教え伝える育成者でありながらセラピストでもあり続けている。
そんなセラピストこそが育成セラピストなんだよなと思うのです。
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『世界を回ってみて思ったのですが、肌も心も繊細な日本人には、海外の方法をそのまま用いるのでなくて、より繊細なアプローチが必要なんじゃないでしょうか。それに、チネイザンをセラピストがするマッサージとして提供するだけでなく、自分で自己の気づきを促すセルフチネイザンをもっとみんなに知ってもらうことが、日本人女性の自己肯定感を高めることにもなるはずなんです』
20年にわたってセラピストとして活動し、現在は東京巣鴨にて「たまよろ庵」を主宰し、一般社団法人内臓マッサージ協会の代表理事として後進の指導・育成をしている、Yukiさんのセラピストライフを紹介しています。
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『教えてみて、改めて世の中にはいろんな立ち位置の人がいて、1人ひとりにストーリーがあるんだなって思いました。カラットを学んでくれるということは、その人のストーリーの中に加えてもらえるということ。そういうものを生み出せたということには、すごく感謝しています』
渋谷セルリアンタワーの裏手、いわゆる「ウラシブ」にあるカフェ&バー「スプリングノート」のオーナーであり、またオリジナルメソッド「カラットセラピー」のセッションを行っている保志吏衣子さんのセラピストライフを紹介しています。
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『スクールとサロンでのスタンスは、たぶん一緒なんです。お客様であっても、生徒さんであっても、その人の持ってる能力が開花すればいいから。だから、授業の中で自己研鑽、自己内省というのは、当たり前に入っちゃうんですね。生徒さんからは、人に対しても自分に対しても、見方・考え方が変わったと、感想をもらえることもあります』
北海道札幌市にて、21年にわたって有限会社アズールを経営し、色彩心理・色光心理による個人セッションの提供やスクールの運営、さらに企業に対して色に関する様々なサービスを提供している、島田敦子さんのセラピストライフを紹介します。