セラピストはサロンやその他の場において
セラピーを日々提供していて。
ただ「お店とお客さま」でひとくくりに語れるか?と言えば、決してそうではありません。
セラピストとなったきっかけや今のスタイルが様々なように、
サロンでのお客さまとの関係性はそこで少しづつ創り上げられていくものです。
セラピストをみていて思うのは、サロンなどを始める段階で完璧なものはないということでしょうか。
やはり。そこで出会うお客さまとの距離や関わり方、相手が求めるもの、セラピストが応えられること、それら一つひとつが重なり合って今のサロンが形造られていく。
お一人おひとりのお客さまにとって
たとえ暗闇の中であっても、一筋の光としてそのサロンがまたセラピストがそこにいるという。
ふと周りを見れば素敵なサロンもいっぱい見えるのでしょうけど、
それでいい、のだと思います。
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「お客様が、その人らしく生きられるお手伝いがしたい」と笑顔で話してくれた大塚さん。
体の不調、煩わしい人間関係、ストレスのある仕事、大きな病……、人には大なり小なり、悩みがあるもの。それが自分らしく生きることを妨げているのだろうと思います。
そんな日々の悩みごとから、お客様をほんのひとときだけ解放してさしあげることしか、セラピストにはできないのかもしれません。
栃木県宇都宮市にて、2014年より「Hiroro holistic care salon」を運営をしている大塚寛子さんのセラピストライフを紹介しています。
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『体の面でも、心の面でも、自分自身がしっかりしてるのが大事だと思います。
それが整ってないままにお客様に接していたから、自信が持てなかったのかもしれません。
何か不安があったら、それを解決するために、サロンの外でも出来ることがあるんですね。
最近、久しぶりにサロンに来てくれたお客様から、施術する私の足が前よりも柔らかく感じられるって言われました。
技術が上達したのもあるかもしれませんが、たぶん余分な力が抜けたんでしょうね』
埼玉県川口市にて11年にわたって自宅サロン「avence(アベンチェ)」を営んでいる澤木知恵子さんのセラピストライフを紹介しています。
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「今は、自分がつくりたかった環境がつくれています。お客様のためだけど、自分にとっても“こうだったら いいな”が形になっています」と語る高塚さん。
「女性の味方でいたい」という思いを軸に、悩みながらも少しずつ理想の働き方を実現してきた彼女。
これからも勉強と成長を続けて、お客様との信頼関係を築きながら、ご自身の思い描くセラピストライフを歩んでいくのでしょう。
福島県いわき市にて、個人サロンの運営と、宿泊施設でのセラピーの提供をしている高塚三枝子さんのセラピストライフを紹介しています。