セラピストがセラピーを提供する。
これって当たり前のようですが、
それを求めていても受けることができない。そんな環境にある人たちも現実には数多く存在します。
たとえば妊産婦さんであったり。
移動することが難しい人であったり。
求める人すべてにセラピーを提供することはできなくても。
様々なカタチや状況を通してセラピーを提供しているセラピストがいます。
そのスタイルは一見して効率的でもなければ楽できるものでもありません。
それでも彼らはセラピーを提供し続けてきたんですよねぇ。何年も。その人たちのために。
そんなセラピストに、またサロンに出会ったときに。お客さまはこう言葉をかけてくれることがあるそうです。
『出会ってくれてありがとう』
セラピストたちもまたお客さまからのそんな思いや言葉を通して。
シンプルに元気づけられ、そしてまた明日からのセラピストライフを歩んでいくエネルギーとなっていくのだと思います。
やっぱりセラピストって素敵な働きだよなぁ。
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『震災から半年ちょっとしか経っていない頃で、妊婦さんにとっては『非日常の中での妊娠』でしたから、すごく不安だったと思うんです。『出会ってくれてありがとう』って言ってくださった妊婦さんまでいて、よほど苦しかったんだろうと思います。そんな風に妊婦さんから喜ばれているうちに、マタニティメニューがメインになっていきました。お客さんに育てられたサロンみたいな感じです』
2006年からセラピストとして活動し、2011年から宮城県名取市にて個人サロン「SLOTUS (スロータス)」を経営、現在は産前産後ケアを中心とした自然療法を提供している、道合幸子さんのセラピストライフを紹介しています。
道合幸子さんのセラピストライフ~個人セラピスト
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『せっかく技術を身に付けたんだから、病院だとか、老人ホームだとか、一番届けるべき人にセラピーを届けたいっていう思いを持ちながら、勉強したり経験を重ねてきましたし、ケアを必要としている現場に繋がれるように、人に会うようにしてきました。そういう積み重ねの16年でしたね』
東京新宿御苑にて16年にわたって個人サロン「アロマ&リフレクソロジー ねむの木」を経営し、東京を中心に出張セラピーの提供もしている、竹本まさえさんのセラピストライフを紹介しています。
竹本まさえさんのセラピストライフ~出張セラピスト