サロンを立ち上げたりスクールをスタートするなど、何か新たな事をする際に『他人のフンドシで相撲を取るな』とはよく聞く話です。
もちろん未だかつて存在してなかったというのはなかなかなく、サロンやスクールの成功事例を中心としてネーミングからシステムまで参考にすることは往々にしてあります。
しかしそれを身近で見る周囲の評価は分かれます、なぜか不思議と。
『アレ、あそことそっくりじゃん』か、
『アレ、いい風に吸収してますね』
いわばマネとモデリングの違いと言いましょうか。
周囲は敏感かつ的確に察っします。
どう評価されているか知らないのは当の本人くらいで…
真似とモデリングの違いってなんだろう?と考えてました。
僕の思う、一つ目は“頭に汗かいているかどうか?”。
(著作権云々は外して考えて)
何か文書化する際、ネット上のものをパッとコピペするのと、一言一句意味や背景を噛み砕いて書き写す(打ち直す)のとでは、同じ文書であっても受け手の感覚としてちょっと違う。
…というのを周囲の方が先に気づきます。
二つ目は“参考にした先へのリスペクト”。
相手へのリスペクトがないと、逆に引け目を感じるのか参考先を避けようとしたり、変に攻撃的になります。
…周囲はそのアンバランスさに真っ先に違和感を感じます。
三つ目は“視点が自分を向いているか?社会を向いているか?”。
自分に視点を向けたままですと、次から次へと参考にする先を探し、
逆に視点が社会に向けられているとオリジナルさが加味されてくる。
…ちなみに当の本人は言葉では社会を向いていると言いますが、周囲はまた敏感に察するわけです。
最後に。自らが参考先となったときに大きな違いが表れます。
真似された!とギャンギャン言うか、まずはじっくり相手の様子をみるか。
参考先を持ち、参考にされることもたまにある中で。
日々これ自戒するわけです。(文責:谷口晋一)