セラピストとして活動していく中で。
本当の孤独感は、一人の時じゃない。
そう思うことがあります。
『誰かと(チームで)組んで何かをする。』
たとえ一人ではできないことでも、
互いに助け合い色んなことを成し遂げることが可能で、僕も仕事柄話を聞いたり相談を受けたりします。
ただ互いの力を出し合い足りない部分を補完し合うという点で、
うまくいくケースもありますし残念ながらそうでなくなるケースもあって。
パートナーと組んで、チーム内で、うまくいかなくなった時の孤独感。
それは一人でやっていた時の孤独感とはまるで種類も重みも違います。
そんな時に相手を責めない。
自分をひたすら責める人がいます。
なぜあんな判断をしたんだ。
なぜあんな事を相手に要求したんだ。
なぜあんな予測を立てたんだ。
結局は自分が悪かったと。
すべて相手のせいにすることもできるのに、
自分の非にフォーカスする。
その孤独感。味わったことのあるセラピストでなければなかなか分からない感覚です。
でもそんな自分を責めながら孤独感を抱くのは、実は大きく羽ばたけるチャンスなのだと。
そこで相手のせいにしてばかりのセラピストは…言わずもがな。
ちなみに。
うまくいかなくなった時に、別の所から噂話の類で耳にするのがほとんどなんですが。
そうなっても丁寧に直接ご報告くださる方たちがいらっしゃいます。
そりゃ言いづらいでしょうよ、ホント。
でもその方たちは間違いなく、これから一人でも別のパートナーを見つけても大きく羽ばたけるはずです。
なぜなら。
相手を責めず自分を責めながらの孤独感を経験しているからこその距離感を知っているから。
そんな彼らに、心からのエールを。(文責:谷口晋一)