この前、家族で郡上八幡にいったときの記事で、
『僕たち夫婦はのんびり散歩していましたが、ちょっとだけ奥に入った所になかなか興味深いカフェを見つけて。』と書きました。
店主とは話さなかったのですが、なかなかいい雰囲気持ってる人で。
これみよがしでない感じの店主と空間。
そんな所に、なぜかものすごい魅力を感じてしまうわけです。
物理的に、いけても年に数回あるかないか。
でもちょっと気になる、そんなお店でした。
(どうやら店主がスノーボード用品メーカーの日本で初めてプロ契約したプロスノーボーダーだったと知りました)
さて、その店を出てテクテク歩いていた時のこと。
いい雰囲気だったねぇ、と妻に話しかけたら
『私は実家が店(お好み焼き屋)やってたから、お店についてはいつも気にしてる』と話してくれました。
そこから人が集まる場所について郡上八幡の街並み眺めながら夫婦で語ったわけです。
サロンであっても。飲食であっても。物販であっても。コミュニティースペースであっても。私塾であっても。
その存在はベタに言えば、提供するサービスを受けるためのスペースです。
と、同時に。
目的が提供するサービスを受けるためだけのスペースではなく、
店主のユニーク(癖や変わった所)さや、開店の経緯や、内外の空間や、提供するサービスのこだわりすべてが絶妙に混ざり合って、
この地上に産み落とされたスペース。として考えたのなら。
◯◯なんだからくるよね?的なものとは一線を画す、これみよがしでない雰囲気を醸し出す場所となる。
きっとそれが、なぜだか集まりたくなる匂いを発するのかもしれないなと。
これからは
“なぜだか人が集まりたくなる場所”という視点ってすごく大切になってくるのかな?なんて。
ちなみに僕個人はそんなスペースを産み落とした人たちが好きで好きで仕方ありません。(文責:谷口晋一)