僕の職業観の一つなんですが『人にはそれぞれ個別的な職業能力』というものが備わっているのだろうなぁ…と。
仕事の為の資格や技能などと違い、もっと根源的なその人の中にある仕事をする上で活かせる潜在的能力と言いますか。
ちなみに僕がしているセラピストの学校で、彼ら(そこで関わる人たちも)と携わると如実にそれが見えてきます。
アロマセラピストなので◯◯して…という発想よりも、
△△という個別職能を活かすからアロマセラピーが…
という視点で見るとやはり一人ひとり、伸びしろができる。
例えが正しいかわかりませんが、カメラという機械は一緒でも、レンズによって見えてくるもの、切り取られてくるものは違う。
広角レンズには広角レンズの。望遠レンズには望遠レンズの個別能力が備わっているからそのカメラを通してまったく別の作品が生み出される。
ですから“聞こえの近い”職種や活動スタイルでも、各々個別的な職業能力を活かさなければピントが合わず、もがく要因やミスマッチの原因となるんじゃないかな?と。
ちなみに他人のレンズのことはよく気づけても自分のレンズのこととなると…ねぇ(苦笑)
たまには自分のレンズを磨くこと忘れちゃうといつまでたってもピントがボヤけたりズレたままですから。
資格や技能ではなく元々備わる個別職能を知り磨いておく。
それが本当の自分磨き?だったりして。(文責:谷口晋一)