最近はラグビーがとても注目されてますね。
(まぁレベルはともかく)学生時代にラグビーをしていたものとしては、なんだかとても嬉しくって。
そんなラグビーを通して僕が教えられたことの一つに、適材適所という言葉があります。
実はその響きの裏側みたいなものが、教えられたことなんですが。
◆◆◆◆◇◇◇◇
このスポーツはポジションごとに役割がある程度決まっています。
身体が大きい人が向いているポジションもあれば、細身でも足がめっぽう早い人が向いているポジションもあります。
通常のプレーなどからすれば、本来の自分がより活かせるポジションでやることがベースで、まさに適材適所の言葉通り。
しかし試合となりますと。
フィールド上ではポジションの違いによって何のハンディもありません。
一番身体の大きな選手が、ボールを持つ一番小さな選手を吹っ飛ばしても文句は言われません。
(僕も身体が大きくないので)何度ダンプカーにはねられたみたいになったことか…
◆◆◆◆◇◇◇◇
一般的には、適材適所とはその人の能力に応じてそれに相応しいポジションにつかせること。
しかしそれだけではない、僕がラグビーを通して学んだ適材適所という響きの裏側。それは、
『一旦フィールドに立ったならば。普段の自分がまったく適してない場面に遭遇したとしても適材適所と思い込んで、いの一番に飛び込め!』という。
瞬間ものすごく怖いのですが、言い訳考えるヒマなんてありませんから。
意外とそれがその後のプレーに活かされましたから不思議なものです。
(試合中身体痛めたりして)逆に本来の役割を果たせなくなった時には同様に他の仲間が飛び込んでくれたりする。
普段ビシネスシーンで適材適所という言葉が語られる時にふと思い出します。
たとえ適材適所でなくても。
一旦フィールドに立ったのなら。
時にはそれを適材適所と思い込んで飛び込む。
僕がラグビーから教えられたことの一つです。(文責:谷口晋一)