昨日浦和にあるサロンにお邪魔してきました。先日記事にも登場くださったNatural Happyの関口さん。
彼女はatsuというオリジナルメソッドを確立なさっていて。
2012年発刊した拙書『オンリーワンのセラピストになる!』(BABジャパン刊)でも書きましたが、『日本人セラピストの中に宿る“慮る技術”』を、一連の流れや技術的に表現されていまして、それを体感できて良かったです。
で、施術中や送迎の車の中で彼女と語り合ったのが『伝承していく』ということについて。
出会ってきた多くの伝承型セラピスト(造語です)が共通して語ることがあって。
「これってする側もされる側もシンドイですよねぇ」
でもイヤイヤやってるわけじゃない。
それをしてこれたのは、常に自分自身に問いかけてきた結果。
ちなみに生徒さんやお弟子さんにも色々なことを常に問いかけるそうです。
相手もそんなこと初めてだから、初めはえっ?という反応。
そんな“問いかけと反応の繰り返し”を続けることで、伝承されていく。
そこには技術の習得度合いや優劣さではない、あくまでも目の前の人間を育てるという発想がベースにあるのでしょう。
そんな覚悟を持つものが“伝承できる人”なんでしょうね。(文責:谷口晋一)