ご報告となりますが、先日渋谷での
【隔月刊セラピスト創刊15周年記念 読者感謝特別セミナー】には100名を大きく超えるセラピストが参加したとのこと。
実は講師同士も面識がなかったりして、
「あ。お噂はいろいろ伺っております」なんてやりとりをバックヤードでさせていただいたり。
どうしても登壇者への憧れや、セラピーメソッドや経営面など。目の前の活動に直結させたいとの期待を抱かれることもあるかと思います。
ただ、僕個人が今回感じていただきたかったことは別の所にありまして。
それは、
「覚悟したものの匂いを感じ取って欲しかった」ということなんです。
最後の対談でもお話しましたが、私を含めて登壇したゲスト講師が特別な存在だった訳ではありません。
朝から講演を伺っていて改めて思ったのですが、登壇した人たちはみんな
「腹くくった人たち」でしたねぇ。
セラピストとしてオリンピックの道を切り開いていったり、個人セラピストとしての軸を体現し続けていたり、研究者としてセラピーを形としたり、人の身体の構造を染み込ませる様に伝え続けたり、セラピストの活動をロジックで落とし込んだり。
もう、その覚悟と言いますか腹のくくり方の佇まいがそれぞれ凄くって。
だから彼らの真似をしようとしちゃダメです(笑)
その匂いみたいなものを感じ取る機会として欲しかったわけです。
ちなみに腹をくくり続けたもの同士はたとえまったく違うジャンルであってもリスペクトが起こります。
ちなみに近い業界で初対面ですと、
「あ。お噂はいろいろ伺っております」なんて挨拶になります。
やはり。
自分が腹くくれるものを見つける事の方が断然大切なんです。(文責:谷口晋一)