視察最終日もスケジュールはびっちり。
前の晩。現地の人が食べる路上の店で適当に指さして出てきた揚げ物を食べたのですが。
思いっきり胸ヤケでのたうち回りながらの最悪な目覚め。
で日中、水のみで過ごすはめに(涙)
そんな中、1軒目はスパを専門にコンサルティングしている会社へ。
日本での僕のスタンスに近い業態です。
そこで聞いたのはベトナム国内のスパ業界の厳しい視点。
アドバイスに対してお金を払わない風土、すべてではないがビジネスパートナー(特に日本)とも揉めて離れるなど。
つまり単眼的なモノの考えの人が多い。
なるほどいい話ばかりではなく、聞けば10年ほど前に日本の有名化粧品メーカーで働いていたとのこと。
厳しい中にも愛がある言葉に納得。
その後ベトナム全土で5本の指に入るような高級スパも視察。
日本と違うのは圧倒的に空間を広く使えるということ。
街のスパでも4.5階の一棟全部がサロンというのが普通です。
で、そのスパ。もはや一つの独立したリゾートホテルの様。
日本人観光客もよく訪れるというので利用された方もいるのではないでしょうか?
なぜ通常よりベットが低いのか、メディカルルームを設営する理由はなにか、などの話を聞き10年続いている理由がわかりました。
そして午後からは街のスパやスクールなどオーナーと情報交換。
今、ベトナムの人たちが何を望んでいるのか?これからのトレンドは?憂いていることや日本に期待していることは?など。
共通項もあればまったく真逆のことを語るオーナーもいて。
視察する前。
『きっとベトナムではこうに違いない!』
『いや実は全然違っててやってみたら。。』
と、僕の頭の中では妄想と不安が交錯します。
すべてではないにしても、現地の声や現実を体感することこそ視察の目的であり、
こぼれ落ちそうなものを掴むというのはそんな小さな一歩の積み重ねということだったのです。
それができたのが今回の旅でした。
夜すべての視察を終えて。
ベトナム最後の食事はホテルで一人、食パンと太田胃散。
これは最後の最後でホントにシャレになりません。
日本に帰るぞー。(文責:谷口晋一)