何らかの目的と活動の中で人と人とが関わり合っていく。もちろん個人セラピストであってもそれはまったく同じく。
むしろピンで立つ個人セラピストだからこそ、そういった接点が生まれやすいのではないでしょうか?
みなさんも今まさにそういったコミュニティに誘われたり、主体的に活動をしたり、所属しているかもしれません。
たとえ目的と活動は合っていたとしても。小さなきっかけから瓦解が始まることがあります。
大小様々な集まりを見てきて僕なりに思う、その小さなきっかけとは。
・そこでしか通用しない細かなルールを守らせることが、加わったものの最初の活動となる。
・離れることへの負荷を強調し、中心に向かわせる無意識の囲い込みが始まる。
・早くに加わったものを善とし、その者の振る舞いが知らぬ間にドヤ顔となってくる。
・その集まりの価値を他のコミュニティとの比較を通して語り始める。
などなど。
ま、これはあくまでも僕自身が感じていることですのであしからず。
つまり、何も考えなくてもいい安心感。異物を取り除き純化させていくことへの執着とでも言いましょうか。
本来は異なるもの同士を化学反応させることこそがコミュニティを発展させていくのに。
問題は個人で活動する身だからといって一旦そこに加わった中で自由に行き来できるか?と言えば実は逆だということでしょう。
そういった無意識の圧力の中で、目の前のクライエントやセラピストとしての本来の目的を見失ってしまうことこそが本当に残念なのです。
今回はたまたま僕が感じるものを列挙しましたが、そういったきっかけみたいなものをご自身の中で気に留めておくことで、本来の目的を見失しなうことがないよう願っています。
そしてなにより。セラピストコミュニティを構築する側に立つ僕自身が理想論を語るだけでなく、そのことを律していく必要があるのだと強く自戒しています。(文責:谷口晋一)
7月渋谷(満席)8月20日名古屋。9月12日大阪。
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