個人セラピストにとって。
常々セラピーに対する想いやクライエントへのメッセージを伝え続けることはとても大切です。
クライエントにとって沢山の選択肢がある中で、何が記憶に留まり後押しとなるか?と言えば間違いなくそういったセラピストの抱いているポリシーだからです。
ちなみにそれぞれのセラピストのスタンスにもよりますが、インターネットを通してそれを丁寧に伝えていくのはとてもいいことだと思います。
なぜならそれがどんなサービスの形であったとしても。
一対一となる以上、クライエントはセラピスト自身の存在を無視して利用できませんし、まずはインターネットで知れるというのは匿名性やいつ何時でもといった点でとても良いからです。
しかし。
どんな形であっても自分で自分を表現するというのは、本当に難しいことですね。
セラピストの学校のウェブサイトシステムを一手にサポートしてくれているリウムスマイルさんの代表穂口さんがセラピストの学校と私を客観的に表現してくれていますが。僕自身もこう表現することはなかなか難しいなぁ。
『セラピストのゆるやかなコミュニティ「セラピストの学校」知ってる?』
:https://riumsmile.jp/contents_3880.html
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おそらく自分で自分を表現するのは一番難しいわけですが、かといって人に丸投げしてもよくない。
そんな時に僕がアドバイスすることは、主にはこういったことです。
1.たったひとりのクライエントを想像してみる。その人が何を自分に求め、どんな言葉を発するのか?そこで自分はどういった価値となるのか?など想像し言語化します。
2.セラピスト・シェルパ(支援者)などからコーチしてもらう。自分の中にある言葉を引き出してもらう、など。専門支援者ですので表現にも深みが得られます。
3.何を大切にして何を見ているのか?を語る相手を仲間とざっくばらんにやりとりしてみる。仲間ですからお互いに言い合うと盛り上がりますが、きちんとメモすることを忘れないように。
4.前述のリウムさんの様なシステムを通して、言葉や表現を引き出してくれるサービスを活用してみる。
5.聞くことのできる様な関係性を持っているクライエントがいたら思い切って聞いてみる。『このサロン(お店、セラピー)のどういった所を評価してくれているのですか?』『セラピストとしての私はあなたにとってどういった存在ですか?』
つまり自分で自分を表現するというのは。自分との対話から生まれるということであったり、それをシェルパや仲間を通して深め言語化していくことなのです。
そこから書き出していくわけですが、綺麗な文章にするのが苦手であればキーワードだけでもどんどん出していきます。
(僕も含めて)スラスラとはなかなか書けません。
インターネットではホームページの様に整理して文章に収めるケースもありますし、画像などを含めブログやSNSでストーリーとして表現することもできます。
インターネットというツールを活用しつつ、本分であるセラピーにしっかり向かえるようにするのが何よりも大切なことであり、時に他己評価をしっかり受け止めそこから自己客観視をしていくことが求められる。
取り組みの始めはとてもシンドい作業かもしれませんが。実はこれをした後にセラピスト本人が一番晴れやかな気持ちと志新たとなるのです。(文責:谷口晋一)