前回、前々回のコラムで。
個人セラピストのターニングポイントについて長々と寄稿しておりまして。ごめんなさい!これで最後です。
★ 個人セラピストにとってのターニングポイント〜それに意識を向けることができると。
https://www.relax-d.com/contents_1470.html
★ 個人セラピストにとってのターニングポイント〜学び直しや掘り下げとは?
https://relax-d.com/contents_1471.html
個人セラピストにとって。
ターニングポイントとなる『新たな技術の学び直しや基礎技術の掘り下げ。』
実はカリキュラムの中身、それだけではありません。
学び直しや基礎技術の掘り下げが個人セラピストにとって。
様々な壁を乗り越えるターニングポイントとなりえる、理由の二つ目は意外なものかもしれません。
技術そのものを学びながら。
それとは別のことも立ち止まり考えるようになる。
それはカリキュラムそのものには表記できないようなものです。
学び直しや掘り下げに向き合うセラピストたちは資格取得だけが目的ではありません。
これからもプロフェッショナルとして歩んでいくという具体的な覚悟をもって学びに向かっています。
そういったセラピストたちが集まる場所ゆえに、“別のこと”に日常的に触れる機会がここにはあります。
“別のこと”とは。
セラピストとしてのスタンスであるとか信念やポリシーといった“在り方”に関するものです。
そういったセラピストのベースとなるものは、一番最初に学んだ学校ではなかなか気づけません。
それはある意味仕方ありません。右も左もわからない中で技術習得に精一杯ですから。
しかし学び直しや掘り下げの学び。
そういったセラピストたちが集う環境の中で、改めてそれが問いかけられ、仲間の姿を見、自らそれを見出していく経験がそこで繰り返しできているか?
それこそが、活動してまだ間もないフレッシュなセラピストにとってのターニングポイントの一つとなる可能性があります。
つまり。学び直しや掘り下げがセラピストにとってのターニングポイントとなるということは、本人にとってセラピーの技術習得と共に。
セラピストとしてどの様に歩んでいくべきかを示してくれる良き育成者、養成者、セラピスト仲間との出会い、そこからの関係構築こそが、セラピストライフサイクルの中でのターニングポイントの一つとなる。ということです。
ちなみにこの業界の特徴でもありますが、育成者、養成者自身も現役のセラピストとして日々クライエントに接しているケースが少なくありません。
セラピストの学校でもセラピスト養成のための開講メソッドを伝えるカリキュラムを構築していますが、それもまた一人ひとりのセラピストにとって大きな転機となる場を生み出す存在となってほしいからです。
その良き伝承形式が積み重なり、セラピスト業界全体の土台となっていくことを私自身も切に願い、育成セラピストや養成セラピストたちをどう支援していけるか?を常に考えるものだからです。(文責:谷口晋一)
『セラピストを養成するセラピストを、生み出し支援する学校』