『セラピストを育成する。』それは思っている以上の重さがあります。
全国にある“セラピストを育成養成する場”に出向きますと。
その卒業生や巣立っていったセラピストと育成者が楽しそうに、時に真剣にやりとりしている。そんな場面にでくわします。
すると。考え方だけでなく喋り方から雰囲気まで似てくるのですよねぇ。
そんなシーンを微笑ましく眺めながらも。それはパッと出来上がってきたものではないなとも思います。
と言いますのも小規模の教室や講座、セミナー、スクールや塾。
様々な形はありますが、伝える側のその発した言葉やたたずまい、技術への想いやその先にいるクライアントに至るまで。
それが脈々と伝承されて今のセラピスト業界があるからです。
特に日本だけでなく、世界を見ても。
技術伝承を含めたセラピストの育成というのは、ひとりひとりに寄り添う覚悟と準備と長きに渡る関わりが必要だからです。
つまり。特に大きな教育機関ではないけれど、ひとりひとりをしっかり育成している小規模なスクールが今のセラピスト業界を支えているということです。
教室などをせっかく始めたはいいけれど上手くいかずに辞めてしまう。これが積み重なると業界全体にも影響が出てきます。
その運営から育成、羽ばたかせていくに至るまでの支援の必要性を感じつつその準備を進めています。(文責:谷口晋一)