『セラピストそのものの誕生』はもう求められていない?
セラピストを育成する立場の方にとっては少しドキっとするキーワードかもしれません。
これはオープンキャンパスなどでもコンサルティングや講座、講演など。
協会やスクール、教室運営など『セラピストを生み出す立場の方』に今伝えていることでもあります。
1980年代にセラピストという世界が日本で生まれてからは、セラピストという存在の誕生と定着、安定。ということが業界における大きなテーマでした。
つまりセラピーに関わる人をとにかく増やし、広く色んなシーンでセラピーを知ってもらう必要があったわけです。
しかし今、セラピストと名前(肩書き)のついた人たちを“ただ増やすこと”がどれだけ意味のあることなのか?と日本中の現場を見ていて、そう思うのです。
つまり、セラピストそのものの誕生というのはもう求められなくなってきているなと。
これから求められていくのは。
その時代や地域、ジャンル、テーマにおいて必要とされるプロフェッショナルなセラピストの存在と活躍であり、その育成からもう少し先にはその環境その環境での定着と安定になっていくのではないかと。
まずセラピストの世界に入ってがむしゃらに活動していたステージ、そしてセラピストの数を増やすことだけに意識していたステージから。
『あぁ自分には、こういった環境でこの様な人たちにセラピーを提供するんだ』もしくはその様なセラピストを育成するんだ。という想い(使命)を抱いて活動に繋げているセラピストが僕の周りには数多くいます。
そんな彼らがこれからはこの業界のベースとなっていくと思いますし、彼らの支えともなりたいのです。(文責:谷口晋一)
『講座&オープンキャンパスカレンダー』
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『谷口校長コンサルティング』
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